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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開平10-71607
(43)【公開日】平成10年(1998)3月17日
(54)【発明の名称】木材の含浸処理方法
(51)【国際特許分類第6版】
B27K 3/02
5/00
【FI】
B27K 3/02 A
5/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願平8-141691
(22)【出願日】平成8年(1996)6月4日
(71)【出願人】
【識別番号】596079312
【氏名又は名称】守谷 和夫
【住所又は居所】埼玉県所沢市三ヶ島3丁目783番地
(71)【出願人】
【識別番号】596079323
【氏名又は名称】守谷 えみ子
【住所又は居所】埼玉県所沢市三ヶ島3丁目783番地
(72)【発明者】
【氏名】守谷 和夫
【住所又は居所】埼玉県所沢市三ヶ島3丁目783番地
(74)【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺 (外1名)
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 低廉で細胞破壊を起こすことなく処理剤を深部まで浸透させることができる木材の含浸処理方法を提供する。
【解決手段】 木材を加熱する工程、減圧下に置く工程、減圧下で処理剤に浸漬する工程、及び処理剤に浸漬された木材の雰囲気圧力を大気圧に戻し、大気圧下で木材を処理剤に浸漬する工程とを有する。木材を再度加熱する工程、再度減圧下に置く工程、再度減圧下で処理剤に浸漬する工程、及び処理剤に浸漬された木材の雰囲気圧力を大気圧に戻し、大気圧下で木材を処理剤に浸漬する工程とを有する。木材を加熱する工程では、木材の表面温度が60℃~150℃にする。加熱された木材を減圧下に置く工程では、減圧力を約60cm/Hg、減圧時間を2時間以上にする。木材を再度加熱する工程と、再度加熱された木材を減圧下に置く工程とを、少なくとも1回以上繰り返す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 木材を加熱する工程と、加熱された木材を減圧下に置く工程と、加熱された木材を減圧下で処理剤に浸漬する工程と、減圧下で処理剤に浸漬された木材の雰囲気圧力を大気圧に戻し、大気圧下で木材を処理剤に浸漬する工程とを有することを特徴とする木材の含浸処理方法。
【請求項2】 木材を加熱する工程と、加熱された木材を減圧下に置く工程と、減圧下に置かれた木材を大気圧に戻す工程と、木材を再度加熱する工程と、再度加熱された木材を減圧下に置く工程と、再度加熱された木材を減圧下で処理剤に浸漬する工程と、減圧下で処理剤に浸漬された木材の雰囲気圧力を大気圧に戻し、大気圧下で木材を処理剤に浸漬する工程とを有することを特徴とする木材の含浸処理方法。
【請求項3】 請求項1又は2記載の木材の含浸処理方法において、木材を加熱する工程では、木材の表面温度を60℃~150℃にすることを特徴とする木材の含浸処理方法。
【請求項4】 請求項1又は2記載の木材の含浸処理方法において、加熱された木材を減圧下に置く工程では、減圧力を約60cm/Hg、減圧時間を2時間以上にすることを特徴とする木材の含浸処理方法。
【請求項5】 請求項2記載の木材の含浸処理方法において、木材を再度加熱する工程と、再度加熱された木材を減圧下に置く工程とを、少なくとも1回以上繰り返すことを特徴とする木材の含浸処理方法。