MRI用木製車いす試作品完成

 


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開発を進めていたMRI用木製車いす試作品完成しました。「MRI用木製車いす」とは磁気共鳴断層撮影の撮影室に持ち込める磁力に反応しない車いすです。
特に金属製MRI用車いすと比べて、木製車いすは(磁力に反応する)鉄製車いすと判別がし易いのです。もし、金属製MRI用車いすと間違えて鉄製車いすを撮影室に持ち込んでしまうと。車いすが飛びます。
素材はヒノキの構造用合板(岐阜県森林組合連合会)となります。

試作品完成にに合わせて日本木工機械展 ウッドエコテック2015 、木製車いすを会場に設置します。11月11日から12日までの間、会場内で自由に使用して下さい。

2015-12-11 追記 解説記事が出来ました。 『医療用の木製車椅子を試作 ドイツの医療機器展示会MEDICAに出展


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山車の車輪(ハンマ)の製造工程

江戸三大祭りである佐原の大祭の山車。その山車の車輪(ハンマ)を制作しました。直径100cm、重量170kg。4トンを支える大荷重用の車輪です。
製造工程を動画として公開します。焦点は木材で堅牢性・耐衝撃性を確保する技術です。


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山車の車輪(ハンマ)
動画中の資料(PDF)

山車の車輪(ハンマ)
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関連する情報として、専門誌の取材記事を紹介します。
国指定重要無形文化財 江戸三大祭り – 佐原の大祭で見た木材の耐衝撃性『月刊住宅ジャーナル』2015年9月号掲載

国産材の木製ドアの作り方、オーダーメイド


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国産材の木製ドアのオーダーメイド
林業復活になるか。小径木の杉・桧(ヒノキ)の板目材で作る無垢のドアの製作技術公開。ハイテク化による低価格の実現。

国産材の木製ドアのオーダーメイド
完成画像。ガラス戸も店舗用大型ドアも可能です。

内容の補足と抜粋です。
国産材の木製ドアのオーダーメイド
国産材の木製ドアのオーダーメイド
3、4年間に渡り野外の環境下で乾燥させる。
2年間かけて80度まであがる室内で経年変化を意図的に起こす。
乾燥や熱を十分に加えることで、ドア完成後に変化を起こさないようにする。

国産材の木製ドアのオーダーメイド
縦横のつなぎ目はダボ構造を採用。
ホゾ構造に比べてダボ構造は強度が有りかつネジレにくい。

国産材の木製ドアのオーダーメイド
数値制御加工により繰返し安定してのダボ穴加工が可能。
このような機械化を進めて品質を維持している。