特許の情報をまとめました。
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- 放射線や電磁波等の波動エネルギーの透過抑制技術
- 放射線透過遮蔽構成物及び放射性元素物質の放射線質量の減衰作用構成体
- コンクリート等の石灰系水和反応構造体に発生するひび割れの補強を行う施工技術
- その他
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『インフィル・テクノロジー』2014年12月号に掲載されました。以下に転載。
直伝 建具作りのコツ 産地で選ぶ木材12月
守谷和夫 守谷建具(埼玉県)代表
[ 質問 ]
木の産地によって建具用の木材は性質が異なりますか?守谷さんは経験上、材質をどのように見立てていますか。
[ 守谷 ]
木曾桧(ひのき)はアテ(*1)が多いね。以前、木曽桧を丸太で何十本も買い付けていたことがあったんだ。そうするとアテが多くてはずれの丸太が多いんだよ。アテとそうでないのは、感触とか色が違うからね。でも挽いてみないと分からない。材質がやわらかいから、風あたりの良いところに立っていた桧なんか特にそうで、丸太の半分だけ狂って使いもんにならなくなる。しかし、強度はあるから使い方次第では活きてくる。一本何十万の銘木を買った場合、アテがあると大損だよ。
こういうと木曾ヒノキのことをバカにしているなんて逆恨みされるかもしれんけど、いい所もあるんだよ。東京や埼玉の杉や桧は、強度はあるけど狂いやすい。構造材にはいいけど、造作材向けじゃない。でも木曾の桧は、柔らかくて強度があるんだ。ああいう材は他にはない。だからブランドになるし高値で取引されるんだ。組子細工は、東京や埼玉の杉や桧じゃできないけど、木曾の木なら柔らかくて強度があるからできるんだ。どちらかというと構造材よりも造作材向けなんだろうな。
吉野桧が平均して使いやすいな。適当に軟らかくて、材質も丈夫で色もいいし、アテも少ない。建具材にも建築材にも向いてる。
高知の桧(土佐桧)はよくサッシに使うよ。高知の桧は目が粗くて重くて丈夫、しかも安いからな。目が減らなくていい木だよ。
それと葉がらし材(*2)というのがあるだろ。あれは強度が弱くなるね。造作材にはいいが構造材に良くない。昔は葉がらしをすると木材が軽くなるからやったんだよ。今は葉枯らしをすると強度が弱くなる。なぜかって当たり前だ。12月、1月に切って半年ほったらかしにして腐りやすい時期に山から出すんだから木が弱くなるに決まってる。
(次号につづく)
守谷和夫(2014)「直伝 建具作りのコツ 産地で選ぶ木材12月」、『インフィル・テクノロジー』12月号通巻第3回 P17、(株)エルエルアイ出版 より転載
林業復活になるか。小径木の杉・桧(ヒノキ)の板目材で作る無垢のドアの製作技術公開。ハイテク化による低価格の実現。
完成画像。ガラス戸も店舗用大型ドアも可能です。
内容の補足と抜粋です。
3、4年間に渡り野外の環境下で乾燥させる。
2年間かけて80度まであがる室内で経年変化を意図的に起こす。
乾燥や熱を十分に加えることで、ドア完成後に変化を起こさないようにする。
縦横のつなぎ目はダボ構造を採用。
ホゾ構造に比べてダボ構造は強度が有りかつネジレにくい。
数値制御加工により繰返し安定してのダボ穴加工が可能。
このような機械化を進めて品質を維持している。