無垢材を使った扉で最も多いクレームが扉の膨張・収縮による開閉の不具合です。
従来、無垢材を使った框組扉はホゾ組みと呼ばれる方法で製造されて来ました。ホゾ組みは一般的に強度が増すとされているからです。ところが板目材を使用し框組扉を製造すると、年輪が少ないため強度がなくホゾが割れる、組み立ての際にねじれが発生するなどの問題が生じます。そのため、弊社では板目材を框として活用するするためにダボによる製造方法を採用しています。
膨張・収縮による開閉の不具合を抑えるために、パネル板を木表、木裏に交互に組み、さらに一枚一枚を独立させて固定することにより、材料それぞれの変形が扉全体の膨張・収縮に影響を及ぼさないよう下記のような構造を採用しています。
扉内部構造(扉右上部のみ)
杉無垢ドアED-2図面.pdf へのリンク
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結合部のダボの配列